ガーミンの練習データを、AIにそのまま読ませられるようにしました。
やりたかったのはひとつだけ。朝走ったあとのデータを、AIに投げて壁打ちすること。ラップとか心拍を自分で眺めるのは前からやってたんですけど、なんか見落としが多い気がしてて、、、。「4本目でまた垂れてるよ」とか、勝手に指摘してくれる相手がほしかった感じです。
で、実際に組んでみたら、思ったより普通に動きました。パパランナーの朝練って、走ったあとに振り返る時間がほぼ無いんですよね。子どもが起きてくるので。その数分をAIに肩代わりしてもらう、みたいな使い方がわりとハマってます。
この記事では、その環境をどう作ったかを残しておきます。Macでの手順です。
何をしたのか、ざっくり
ガーミンには「Garmin Connect」っていう、走ったデータが全部たまる場所があります。ここに、AI側から直接アクセスできるようにした、という話です。
使ったのは garmin_mcp という無料ツール。MCPっていう仕組みで、Claude(僕が使ってるAI)とガーミンをつなぎます。つなぐと、AIに「最近のインターバル見せて」って言うだけで、ラップとか心拍を取ってきて分析してくれる、という状態になります。
MCPが何かとか、細かい仕組みは正直わからなくても組めました。手順どおりやるだけです。
必要なもの
- Mac(僕はこれでやりました)
- Garmin Connectのアカウント(メールとパスワード)
- Claude Desktop(Macアプリ版のClaude)
uvxというコマンド(入ってなければ先に入れておく)
ブラウザ版のClaudeだと、この手のローカルツールはつなげません。デスクトップアプリが要ります。ここだけ最初にハマったので先に書いておきます。
手順1:ガーミンの認証情報をファイルに置く
ターミナルを開いて、メールとパスワードをファイルに保存します。
echo your_email@example.com > ~/.garmin_email
echo your_password > ~/.garmin_password
chmod 600 ~/.garmin_email ~/.garmin_password
your_email@example.com と your_password のところは、自分のガーミンのやつに置き換えてください。chmod 600 は、他の人から中身を読まれないようにする権限設定です。いちおう付けときます。
手順2:トークンを発行する
次に、ログイン用のトークンを一回作ります。これを作っておくと、あとで毎回ログインしにいかなくて済むので楽です。
uvx --python 3.12 --from git+https://github.com/Taxuspt/garmin_mcp garmin-mcp-auth
うまくいくと Authentication successful! と出て、自分の名前が表示されます。トークンは ~/.garminconnect に保存されて、だいたい6ヶ月もつみたいです。切れたらまた同じコマンドで作り直せばOKかなと思ってます。
手順3:Claude Desktopの設定に追加する
Claude Desktopの設定ファイルに、garminサーバーを登録します。ファイルはここです。
~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
この中の mcpServers に、下を足します。
{
"mcpServers": {
"garmin": {
"command": "uvx",
"args": ["--python", "3.12", "--from", "git+https://github.com/Taxuspt/garmin_mcp", "garmin-mcp"]
}
}
}
すでに設定ファイルに何か書いてある場合は、まるごと上書きすると前の設定が消えます。mcpServers の部分だけ足すようにしてください。ここ、僕はうっかり上書きして焦りました、、、。
あと、uvx の場所をアプリが見つけられないことがあります。その場合は command をフルパスにしておくと安定します。パスは which uvx で調べられます。
手順4:再起動して確認
設定を保存したら、Claude Desktopを ⌘Qで完全に終了してから、もう一回起動します。ウィンドウを閉じるだけだと反映されないので、ちゃんと終了させるのがコツです。
起動して、入力欄の下あたりに garmin が出てたら成功です。試しに「最近のランニングを3件見せて」とか聞くと、データを取りにいってくれます。
実際にAIに練習を読ませてみた
つないだあと、7月11日にやった1000m×5のインターバルを読ませてみました。これがそのデータです。
| 本数 | ペース | 備考 |
|---|---|---|
| 1本目 | 4:1x/km台 | 入りは余裕あり |
| 2〜3本目 | 4:1x/km台 | まだ保ててる |
| 4本目 | 4:16/km | ここで垂れた。最大心拍190 |
| 5本目 | 4:1x/km台 | 気力で戻した感じ |
| 平均 | 4:13/km | — |
で、AIが真っ先に突っ込んできたのが4本目でした。「4本目で4:16まで落ちて心拍190に達してる、後半の失速がここに出てますね」みたいな感じで。
いや、わかってはいたんですよ。これがいつもの僕の弱点なんで。後半の垂れ。ただ、自分で「まあ暑かったし」で流しがちなところを、数字で淡々と返してくるので、ごまかせないというか、、、。ちょっと痛いところを突かれた気分でした。
そのあと「じゃあ4本目を4:12〜4:13で保つには?」まで相談できたので、壁打ち相手としてはかなりアリでした。走った直後の数分でここまでやれるのは、正直ありがたいです。
使ってみて感じたこと
良かったのは、とにかく手間が減ったこと。スクショを撮って貼って、みたいな作業がいらなくて、「見せて」で済みます。朝の限られた時間でここが軽いのは大きいです。
注意点もいちおう。認証情報を平文でファイルに置くので、そこは人によって気になるかもしれません。あとMacじゃないと今回の手順はそのまま使えないです。Claude Desktopが要るのも地味にハードルかなと思います。
まとめ
今回やったことを、ざっくり残しておきます。
- ガーミンの練習データを、AIに直接読ませる環境を作った(garmin_mcp を使用)
- 手順は「認証情報をファイルに置く → トークン発行 → Claude Desktopに登録 → 再起動」
- 7/11のインターバルを読ませたら、4本目の失速(4:16・心拍190)をすぐ指摘された
- 走った直後に数分で振り返れるのが、パパランナー的にはかなり便利
まだ使い始めたばかりなので、これからどう活かすかは手探りです。とりあえず後半の垂れ、この相棒と一緒にどうにかしていこうかなと、、、。

